診療案内

0244-23-5575

避妊・去勢Fix

避妊・去勢

生後5~6ヶ月から手術ができます。

避妊・去勢手術は、望まない妊娠・出産を防ぐ目的が大きいですが、病気の予防やホルモンバランスによるストレスが無くなり精神的に安定するというメリットがあります。

只、当たり前のことではありますが、避妊・去勢手術を受けると、子供を作ることはできなくなります。また、年齢や種類、個体差によってデメリットも複数あるため、十分に検討してあげる必要があります。

手術をご希望の場合は、事前にお電話でのご予約をお願いいたします。

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避妊・去勢手術のメリットとデメリット

メリット

  • 望まない妊娠、出産を避けることができる。
  • 高齢期に見られる子宮感染症の心配が無くなる。
  • 性ホルモンに関連した疾患の予防ができる。 オス:精巣腫瘍/前立腺肥大症/会陰ヘルニア/肛門周囲線種など メス:卵巣腫瘍/子宮蓄膿症/乳腺腫瘍/乳がん/子宮がんなど
  • 性ホルモンに関連した問題行動の抑制ができる。 発情時の出血や鳴き声/スプレー行動(マーキング)/攻撃性の緩和
  • 発情期によるストレスが無くなる。

デメリット

  • 女性ホルモン減少により尿失禁を起こす場合がある。
  • 手術後、基礎代謝の減少により太りやすくなる。
  • 手術時の全身麻酔によるリスクが考えられる。(手術前に検査を行いリスクは最低限に抑えます)

手術後の体調や様子の変化

避妊手術・去勢手術ともに、全身麻酔を行い身体を切開して子宮や卵巣、睾丸を取り出す大きな手術です。

次の日には、普段と変わらない様子を見せるワンちゃん・ネコちゃんもいますが、体力の回復に時間のかかる子も少なくありません。

また、手術のために家族と長時間離れて過ごすことや入院でのストレスを感じたり、傷口を保護するためのエリザベスカラーや腹帯が気になって、体調不良になる可能性もあります。

まずは2~3日様子を見て、食欲や元気が戻ってくるようなら問題ないかと考えられますが、日を追うごとに食欲がなくなってきたり、動きが悪くなってきている場合は、何か他の原因が考えられますので当院にご相談ください。

手術後の体調や様子の変化

免疫力の低下について

麻酔は単純に眠るだけでなく、一時的に全身の機能を低下させます。

そのため免疫力が下がり手術後に体調を崩しやすくなります。

多頭飼いや外飼いのお宅は、特に術後の様子を注意して観察してください。

傷口について

切開した箇所を縫っているので引っ張られるような違和感や痛みから傷口を気にするワンちゃん・ネコちゃんは多いです。

傷口を舐めてそこから菌が侵入、化膿してしまうとかなり危険な状態になります。

そのため傷口を舐めないようにエリザベスカラーや腹帯を装着するのですが、装着の違和感からストレスがたまり、暴れたり逆に動かなくなったりすることがあります。

数日すれば、慣れて落ち着くかと思いますので経過観察をしてください。

排泄について

手術前には絶飲・絶食をするため、排便のリズムが崩れて数日排便が無いことがあります。

力んだりしゃがんだりすると痛みが走り排泄をしにくいことも考えられます。

逆に尿を漏らしてしまう場合もあります。

避妊・去勢手術をしたワンちゃん・ネコちゃんはホルモンの影響で外尿道括約筋が弱くなってしまいます。本来であれば外尿道括約筋をコントロールして排尿を行いますが、意識が薄れている睡眠中やちょっとした拍子に漏れやすくなってしまうのです。

丸一日以上おしっこが出ない場合や数日しても尿のコントロールができない場合は、当院へご相談ください。

手術後の食事や運動について

手術後の食事や運動について

手術当日の夜ご飯は少なめにしてください。

麻酔をかけるために、手術前には絶飲・絶食をします。そのためお腹の中が空っぽの状態です。

急にたくさん食べてしまうと、嘔吐したり下痢を起こしてしまうことがあります。

また、避妊・去勢手術後はホルモンバランスの変化により、体脂肪が増えやすくなります。肥満は様々な病気の引き金となるので、意識的に太らせないように注意してください。

激しい運動をすると、傷口が開いたり痛みが激しくなる可能性があります。

抜糸までは激しい運動や長時間の散歩を避けて、自宅で遊んでストレス発散させてあげてください。

どうしても散歩に行きたがる場合や外でしか排泄をしないという場合は、悪天候の時を避けて、ゆっくりと短時間だけ散歩に連れていってください。